フィンランドのデザインブランド「Aarikka(アーリッカ)」が9月2日~6日、ヘルシンキで開催されたインテリア・デザイン見本市「Habitare(ハビターレ)」に出展した。ブランドを象徴する羊「Pässi(パッシ)」をモチーフにした新作家具「パッシ・アームチェア」を初めて一般公開した。
同製品は、2024年にハビターレで開催された同社とYoung Finnish Design(YFD)によるデザインコンペティションで発表された作品。家庭向けカテゴリーで審査員から高い評価を受け、特別賞を受賞した。その後、同社はフィンランド人デザイナーのローサ・リュハネンさんと商品化を進めてきた。
商品化に当たり、ムク材のパーツの加工や、椅子の表面を覆う羊皮の縫製などにフィンランドの職人技を取り入れた。シラカバの合板を曲線的に成形したデザインを生かし、座面にはウールを使っている。
リーア・サンドストロムCEOは「空間に個性と存在感を与える、実用性を兼ね備えた空間作品」と説明する。
アームチェアに合わせてデザインしたサイドテーブルも今年のハビターレで初公開。1973年に創業者のカイヤ・アーリッカがデザインしたパッシをモチーフにした高さ約1メートルの彫刻「スールパッシ」も展示した。
パッシ・アームチェアはトゥルクにあるアーリッカ本社やFinnish Design Shopのショールームでも展示予定で、注文販売するという。
2026年秋コレクションでは、同社の代名詞であるパッシを軸に、「タイムレス」「ワイルド」「自由奔放」をテーマに展開する。