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ヘルシンキ空港が新技術導入 液体持ち込み制限の上限を変更

ヘルシンキ・バンター国際空港の内観

ヘルシンキ・バンター国際空港の内観

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 空港運営会社「フィナビア(Finavia)」が6月下旬、ヘルシンキ・バンター国際空港(Lentoasemantie 1, Vantaa)の保安検査で手荷物に入れられる液体物の上限を乗客1人当たり2リットルに変更した。

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 同社は2022年夏から段階的に、新技術を搭載した高性能スキャナーを備えた計10本の手荷物検査レーンを、同空港の出発保安検査場に導入した。乗客は手荷物から液体物や電子機器を取り出すことなく、手荷物に入れたまま検査を受けることが可能になった。同様の新技術は現在、ヨーロッパの主要空港と米国の一部の空港で導入されている。

 同社セキュリティー・マネジャーのアリ・クマラさんは「ヘルシンキ・バンター国際空港の利用がさらに便利になる。近代的な保安検査機器が設置されたおかげで、1リットルの水筒など、100ミリリットルを超える液体容器を手荷物として持ち込めるようになった」と話す。

 乗客は、旅行中に他空港などで保安検査が必要とされる場合、空港ごとの指示に従う必要がある。現行の液体物持ち込み制限は、フィンランド国内の地方空港から出発する乗客と、ヘルシンキ・バンター国際空港の乗継用保安検査場を通過する乗客に引き続き適用される。

 それぞれの空港での保安検査の規則に加えて、各航空会社が規定する手荷物制限と目的地の国の税関規則を確認する必要がある。

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