ヘルシンキ市交通局(HSL)が5月初旬、試験的に導入する回数乗車券「マルチジャーニー・チケット」の販売を始める。
同交通局は、昨今のニーズの変化とコロナ禍による市民の生活環境の変化を受けて「マルチジャーニー・チケット」を試験的に販売することを決めた。「週の大半をリモートワークで過ごす利用者や、観光や旅行をする利用者に最適な選択肢」になるという。
同チケットは、10回分と20回分のシングルチケットを用意。それぞれの1回分の料金はシングルチケットよりも安く設定されている。10回分のチケットには1回分、20回分のチケットには3回分の無料チケットを付与。18歳以上の利用者を対象に、HSL公式アプリで購入可。チケットの有効期限は、10回分チケット=30日間、20回分チケット=60日間。
試験販売は最長で6カ月間行う予定で、経過を見て「マルチジャーニー・チケット」の販売を継続するかどうか検討するという。