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ヘルシンキで写真家・森山大道さんの個展 フィンランド初

Daido Moriyama, Harumi, Chuo, Tokyo, 1970. Weekly Playboy, Oct 1970 © Daido Moriyama, Daido Moriyama Photo Foundation. Courtesy of The Finnish Museum of Photography

Daido Moriyama, Harumi, Chuo, Tokyo, 1970. Weekly Playboy, Oct 1970 © Daido Moriyama, Daido Moriyama Photo Foundation. Courtesy of The Finnish Museum of Photography

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 日本を代表する写真家の一人として知られる森山大道さんの個展が現在、カンプ・ガレリア(Mikonkatu 1, Helsinki)の展示スペース「K1」で開催されている。森山さんにとってフィンランドで初の個展となる。

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 同展では、日本の雑誌での制作作品からフォトジャーナリズムへの挑戦、プロボーク世代への貢献、そして森山さんの写真集「写真よさようなら」(1972年)に集約される過激なビジョンまで、森山の芸術的な軌跡をたどる。

 森山さんは1938(昭和13)年、大阪府池田市生まれ。商業デザイナーや写真家アシスタントを経て、1963(昭和38)年にフリーの写真家として独立。1960年代から路上で撮影するスナップショット作品を発表。森山さんの手法の代名詞である「アレ・ブレ・ボケ」は、美しく鮮明に撮影しようとする当時の写真美学に異議を唱えたもので、不鮮明で粗い写真に仕上げる作風が特徴。当時のフォトジャーナリズムの規範を無視した独特の手法は、写真界に衝撃を与えた。

 開館時間は11時~20時(土曜・日曜は18時まで)。入館料は16ユーロほか(18歳未満無料)。6月2日まで。

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