フィンランドの林業企業ストラ・エンソ社の本社移転を機に、フィンランド人建築家アルヴァ・アアルトが設計した本社オフィスビル「シュガー・キューブ」(Kanavaranta 1, Helsinki)が2022年、賃貸オフィスに生まれ変わる。
ヘルシンキ・マーケット広場に隣接する同オフィスビルは1962年から60年間にわたり、同社本社として使われた。同社がカタヤノッカ地区の新本社に移転することから、同オフィスビルは2022年から、賃貸オフィスとして活用される。現在、同オフィスビルの改修プロジェクトが進められており、シングルユーザー向けの物件からマルチユーザー向けの物件への改修が検討されている。最上階の社員食堂や屋上テラスを一般が利用できるレストランに改修する案もある。
同改修プロジェクトは、アルヴァ・アアルト建築に精通する建築家マリアンナ・ヘイキンヘイモさんが担当。ヘイキンヘイモさんは過去に、アアルトが設計したヴィボルグ図書館の修復プロジェクトを手掛けた。