フィンランド初となるマスクの自動販売機「Maskimaatti」が9月24日、ヘルシンキ中心部のショッピングセンター「Kamppi」(Urho Kekkosen katu 1, Helsinki)に登場した。
ヘルシンキでは現在、国により公共交通機関でのマスク着用が推奨されているが、着用率は20%と極めて低い。それを受けて、フィンランドのテクノロジー企業であり空気清浄機などを開発・製造するライファ・エア社がマスクの自動販売機を開発。子どもから大人までの需要に応えられるよう、同社製のさまざまなサイズのマスクを販売する。
同社マーケティングマネジャーのユハ・ウッパさんは「フィンランドのパートナー企業と共同でこの自動販売機を開発した。この自動販売機で、人の多い場所でのマスク需要に応え、特に公共交通機関の乗り継ぎ地点でのマスクの入手を容易にしたい。私たちはマウスガードとマスクの国内メーカーとして、新型コロナウイルス感染拡大と戦うための新しい方法を見つけたいと考えている」と話す。
同日16時から同ショッピングセンターで行われたオープニングイベントでは、同自動販売機でのマスク購入方法を案内し、同社製のマスク1000枚を無料配布した。