ヘルシンキ・ハルユ地区にある旧遺体安置所(Aleksis Kiven katu 3, Helsinki)が5月28日、文化や音楽、クリエーターが集う夏の拠点「Harjun Mori」としてリニューアルオープンした。
音楽ライブやイベントを開催するスペースに加え、デザインショップ、カフェ、ワインバーを併設した同施設は、クリエーターの新たな収益モデルを模索する実験的プロジェクトの拠点。ランチタイムから深夜まで利用でき、コーヒーを飲みに立ち寄ったり、新進アーティストのライブを楽しんだり、「Ivana Helsinki」「Rosebud」が出店する「Mori Market」で買い物を楽しめたりするという。
曜日ごとに異なるテーマを設け、月曜から日曜までさまざまなプログラムを展開。インディーズの音楽イベントや「Mori Nights」、ウェルネス関連企画、アートプログラム、地域交流を目的とした文化イベントなどを予定。
「Harjun Mori」のティーナ・ライトさんは「居心地が良く、人々が自然に集い交流できる温かな空間づくりを目指した。この施設は、クリエーターやデザイナーをはじめ、多くの協力者とともに進めてきた共同プロジェクト。夏季プログラムの企画やマーケット出店者の選定などでは大きな支援を受けた。これまでの反響を見る限り、クリエーティブ業界にはこうした取り組みへの需要があると感じている」と話す。
ヘルシンキ市所有の施設開発会社「Helsingin Kaupunkitilat Oy」が2025年8月、長年使われていなかった歴史的建造物を試験的に一般開放。秋から冬にかけてさまざまなイベントを実施した。建物の活用によって人々の交流や文化的な活動が広がるとともに、周辺環境の快適性や安全性の向上にもつながっている。試験運用で得られた知見は、今後の施設の活用計画に生かされるという。
イベント情報は公式サイトで確認できる。営業は8月30日まで。