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ヘルシンキ市の交通カード、エストニアのタリンでも利用可能に

ヘルシンキ交通局(HSL)の交通カード

ヘルシンキ交通局(HSL)の交通カード

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 ヘルシンキ交通局(HSL)の交通カードが3月、エストニアのタリン市、タルトゥ市の交通機関で利用できるようになった。

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 フィンランドの隣国であるエストニアは、フィンランド人にとって人気観光地の一つ。エストニアからも夏にフィンランドに出稼ぎに訪れる人は多い。同交通局は、市民と観光客の利便性を高めるため、ヘルシンキ市、タリン市、タルトゥ市の2カ国3都市で使える「国境を越えた」チケットシステムの開発と運用を実現した。

 タリン交通局チケット課長のティート・ライクソーさんは「国境を越えたチケットシステムの開発における主な目標は、人々が車を運転するのをやめて、公共交通機関をもっと利用するように促すこと。母国語で簡単にチケットを購入できれば、より環境に優しい選択ができるようになる。このプロジェクトを計画したとき、私たちには見習うべき人がおらず、手本となる事例もなかった。私たちの知る限り、同様のアイデアは他では成功していなかった」と話す。

 HSLのマリ・フリンク局長は「私たちのチケットシステムは、近隣国の強い協力関係を証明するもの。使いやすさと環境に配慮した考え方が、このプロジェクトの重要な要素だった」と話す。

 チケットはエストニアのウェブサイト「Tallinna Transport」でも販売している。購入時には、トラベルカードの裏に印字されている番号を入力する。

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