フィンランド鉄道(VR)が11月12日、ヘルシンキ中央駅(Kaivokatu 1, Helsinki)の絵画「コリからの風景」の保存修復作業を始めた。
フィンランド人画家のエーロ・ヤルネフェルト、A.W.フィンチ、イルマリ・アアルトが描いた同作。駅舎内のエリエル・ホールに100年以上飾られている「フィンランド最大級のキャンバス画」の一つとして知られる。
同社不動産部門のプロジェクト・マネジャーを務めるヤニ・ヤースケライネンさんは「この作品は、主要鉄道駅の文化的・歴史的アイデンティティーの重要な一部であり、私たちはその保存に携われたことを誇りに思う。作品が当時の輝きを取り戻すことで、ヘルシンキ中央駅が交通の中心地であるだけでなく、文化の中心地でもあることが強調されるだろう」と話す。
修復作業は半年ほどかかる見通し。