フィンランドのライフスタイルブランド「イッタラ」140年の歴史をテーマにした展覧会「イッタラ -カレイドスコープ 激動の軌跡:自然から文化へ」が、ヘルシンキ デザイン博物館(Korkeavuorenkatu 23, Helsinki)で開催される。
同館は、建築家のフロレンシア・コロンボさんとデザイナーのヴィッレ・コッコネンさんをキュレーターとして招き、ブランド誕生から今年で140周年を迎える同ブランドの歴史を紹介する展覧会を企画。1万点を超えるコレクションや文書や写真のアーカイブなどを展示する。同展では2つのテーマを設け、140年の歴史を誇る同ブランドがフィンランドと世界のデザインに与えた影響と、同ブランド製品のライフサイクルに迫る。
同展キュレーターのコロンボさんとコッコネンさんは「イッタラの歴史は、直線的な道筋をたどるのではなく、フィンランドの20世紀の文化的かつ政治的であり、社会の進化の中に深く組み込まれた複雑なネットワークそのもの」と話す。
同展は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で一般公開が延期されている。同館公式フェイスブックでは、同展のオンラインイベントを不定期で開催。同館の営業制限が緩和され次第、一般公開を予定している。