大手通信機器メーカー「ノキア」の工場跡地を改築したフィンランド最大の文化複合施設「Cable Factory」(Tallberginkatu 1, Helsinki)に10月1日、新たにカフェやショップを併設する新ロビースペース「Konttori」が登場した。
同施設は2021年の完成を目指して大規模リニューアルを実施中。これまでのリニューアルは主にテナントの利便性向上を目的に行ってきたが、今回は主に来訪者目線での利便性向上を目的に行う。広大な同施設内のアクセスを容易にするために開設されたKonttoriには、新しくカフェやショップが出店。計画では、同施設の隣に建設中のダンスイベントホール「ダンス・ハウス・ヘルシンキ」の完成に合わせる形で進められている。
Cable Factoryは1987年に開設。3つの博物館、10のギャラリー、ダンスシアター、アートスクール、企業から成る。併設のイベントスペースではコンサートや展示会が開催され、毎年100万人が来場する文化の発信地となっている。