ヘルシンキ地方学生住宅財団(HOAS)が、地下鉄ラスティラ駅の隣に月500ユーロ以下の家賃で利用できる学生アパート「ラスティラハウス」が完成したと発表した。10月より入居者を募集する。
ヘルシンキ都市部の家賃高騰に伴う学生向けの住宅不足を解消するために設立された同財団。この度完成した学生向けアパート「ラスティラハウス」は、ラスティラ駅から約200メートルの場所に位置し、旧オフィスビルを全面改装し、全100室を備える。同財団にとって、オフィスビルをアパートに改装するのは初めての試み。
同財団は、ヘルシンキ大学やアアルト大学をはじめとする、12の大学とポリテクニックの学生組合と協力して活動。所有する戸数は1万戸を超える一方、新型コロナウイルス感染拡大の影響で留学生が激減したため空室も多く見られる。