フィンランドのハーガ・へリア応用科学大学(Ratapihantie 13, Helsinki)が3月20日、動画共有アプリ「TikTok」で全授業を行う科目を開設した。
同科目は、起業を志す生徒向けの授業で、起業を実現するための強固な基盤を確立するために、世界中から集めたビジネスのヒントを学ぶことができる。同アプリにアップロードされたショート動画で講義を行い、生徒は課題をこなすことで単位を取得することができる。同大はプレスリリースで、同科目が「TikTokを利用した、世界初の教育機関公認の科目」と発表している。
テーム・コッコ同大学長は「私たちの中核的価値観の一つは『大胆さ』。これは私たちの強い実験文化を反映している。私たちは変化を脅威とは考えず、逆に全く新しいものを生み出す機会だと考えている。私たちは、若年層や学生たちがTikTokに多くの時間を費やしていることを認識し、このプラットホームの軽快で楽しいコンテンツと共に教育コンテンツを提供する機会を見いだした」とコメントする。