フィンランド全土の公共交通機関が2月2日、各労働組合によるストライキの影響で運休する。
フィンランド鉄道(VR)は同日の夜行列車を除いた全ての長距離列車と近郊列車の運休を、ヘルシンキ地域交通局(HSL)は同日の全てのトラム、地下鉄、ほぼ全てのバスの運休を、それぞれ発表した。タンペレ、トゥルクなど、都市部の公共交通機関も同様に運休が見込まれている。フィンエアーは、2月1日~2日の約550便の欠航を発表している。
今回のストライキは、フィンランド労働組合中央組織(SAK)による「シリアス・グラウンズ・キャンペーン」の一環で、オルポ政権による労働市場改革に反対するもの。SAKと加盟組合は昨年秋、「現在の経済状況にそぐわない社会保障の削減と労働生活の悪化に対する抗議」として、政治的な措置を始める意向を表明していた。