ヘルシンキ大聖堂(Unioninkatu 29, Helsinki)とスオメンリンナ教会(Suomenlinna C 43)の観光客に対して2021年3月1日から、自主入場料5ユーロを徴収する。ヘルシンキ小教区評議会が決定した。
ヴィーヴィ・アリ=ロウッティ同小教区評議会議長は「ヘルシンキ大聖堂は全てのフィンランド人の故郷といえる教会。今までのように教会で祈りを捧げ続けることができる。この入場料は、世界中から訪れる訪問者に向けた教会活動を支援するものになる」と話す。
両教会で導入される自主入場料は、訪問者に対してのサービス向上と、観光事業を発展させることを目的としている。礼拝や儀式、コンサートなど、教会活動の訪問の際には支払う必要はなく、開館時間内に訪問する観光客にのみ支払いが適用される。収益は全て、教会での活動を通じてヘルシンキ市民に還元される。
この大聖堂は150年を超える歴史を持ち、ヘルシンキのシンボルとして人気観光スポットの一つになっている。