ヘルシンキ地域交通局（HSL）が12月5日、バス車内の混雑度を4段階のアイコンで表示する混雑情報の提供を始めた。

　利用客は、同局が提供する乗り換え案内サービスでバスの乗車率に関するリアムタイム情報を利用することが可能になった。現在、同局が運行する400台以上のバスから乗車率のデータを収集することができ、同サービスが成功すれば、将来的には全ての公共交通機関にサービスが拡大することになるという。

　同局の旅行情報・旅客情報担当責任者、ヨーナ・パッカレンさんは「バスの乗車率が分かることで、お客さまの日常生活が向上する。公共交通機関のサービスが便利で信頼できるものであれば、より多くの人に持続可能な交通手段を利用してもらうことができるだろう」と話す。

　バスの乗車率は、「混雑していない」「あまり混雑していない」「ほぼ満員」「非常に混雑している」の4つのアイコンで表示する。