フィンランドの大手デパート「ストックマン」(Aleksanterinkatu 52, Helsinki)が11月4日、クリスマスシーズンの到来を告げるフェアリーテイル・ウインドーを公開した。
クリスマスシーズンを盛り上げる「冬の風物詩」として知られる同ウインドー。今年のテーマは「願いの魔法の森」で、人々が互いに優しくあることで冬でも夏のように温かい世界を表現する。今年は初となるホログラムが登場し、数年ぶりにプロジェクションが復活するなど、これまで以上に最新技術を盛り込み、動物のキャラクターが「願いの魔法の森」を動き回るという。
同店のインストア・クリエーティブ・コンセプト・マネジャー、カティ・パルッキネンさんは「フェアリーテイル・ウインドーの長い伝統を誇りに思い、毎年新しい体験を提供したいと考えている。今年のウインドーは、幻想的な雰囲気を伝えるだけでなく、優しさや善意を分かち合うことの大切さを伝える重要なメッセージにもなっている。世界でいろいろなことが起きている今、それは特に重要なこと。私たちはこの伝統を通じて、全ての人に喜びと希望を分かち合いたい」と話す。
同デパートは1949年、ヘルシンキ市内中心部の百貨店で初めてフェアリーテイル・ウインドーを導入。以来、クリスマス・シーズンの到来を告げるイベントの一つとなった。今年はタンペレとトゥルクの店舗でも同ウインドーがオープン。同デパートが展開するクリスマス・ショップは10月20日、フィンランド国内の全店舗でオープンした。