フィンランド・コトカハミナ地域の観光局「Visit Kotka-Hamina」は6月下旬、観光客に対してウルコ・タンミオ島でのスマートフォンやスマートデバイスの使用を控えるように呼びかけた。この取り組みにより「脱スマホ島」が誕生した。
同観光局は、夏季の旅行シーズンを迎えるに当たり、同島を訪れる観光客に対して自然の平穏さと静寂を楽しむ「デジタルデトックス」を奨励。フィンランド湾に浮かぶ同島は緑豊かな自然があふれ、第二次世界大戦の要塞跡や要塞が残されている。珍しい鳥や植物が生息していることで知られ、バードウオッチングなどのアクティビティーも楽しめる。島内でキャンプをしたり、コテージで宿泊したりすることもできる。
同島を管理する「メッツァハリトゥス」のレクリエーション・マネジャー、ジョエル・ヘイノさんは「私たちは観光客が自らスマホ休憩を取って、スマホを使う代わりに自然を見たり聞いたりすることを勧めている」と話す。
緊急時には島内で携帯電話の使用可。