エスポーを拠点とするマリンスポーツセンター「ラグーニ(Laguuni)」(Keilalahdentie 8, Espoo)は今夏、海洋ゴミを拾うことでカヤックのレンタル料が無料になるキャンペーンを行い、約950キロの海洋ゴミを回収した。
ヘルシンキやエスポーの沿岸では近年、集中的な開発工事やビーチ利用客のゴミのポイ捨てによる海洋ゴミ問題に直面している。同センターがキャンペーンを実施したところ、食料品をはじめとする容器包装プラスチックから、一番大きいものでは自転車に至るまで、これまでに約950キロの海洋ゴミ回収に成功したという。拾ったゴミは浜辺で計量され、リサイクルされる。
同センターは、8月27日に行われたバルト海の汚染問題を啓発する「バルト海の日」に、ヘルシンキとエスポー沿岸のゴミ拾いイベントを開催。参加者は150人を数え、合わせて355キロの海洋ゴミも回収した。同センターは今夏だけで累計約1200キロを超えるゴミを回収している。