ヘルシンキ市は8月18日、2024年閉鎖予定のハナサーリ石炭火力発電所(Hanasaari, Helsinki)の跡地に広大な複合施設を建てる計画を発表した。
ヘルシンキ中央駅から地下鉄で5駅のカラサタマ駅に近く、近年マンションや商業施設の開発が進むハナサーリ地区。同地区に位置するハナサーリ発電所は2024年の閉鎖後、文化芸術・化学技術の複合施設へと生まれ変わる。
同発電所は1967年に運転開始。2015年に採択された気候変動法に基づき、温室効果ガス削減のため2015年よりバイオマス発電に変更されたが、同年12月に閉鎖が正式決定していた。
この計画に伴い、市中心部のヘルシンキ市立美術館(Etel?inen Rautatiekatu 8, Helsinki)が新しい複合施設に移転する計画も発表されている。