エスポー市初となるビーガン向けの学生レストランが2月、アールト大学オタニエミキャンパス(Otaniementie 14, Espoo)にオープンした。
フィンランドのアート・デザイン教育をけん引してきた同大生が運営する学内レストラン「Kipsari(キプサリ)」は1月、サステナビリティーの理解を深めるために、ビーガンメニューのみを提供する「ビーガンチャレンジ」に取り組んだ。期間中に行ったアンケートでは、回答した学生300人のうち9割が、1月以降もビーガンメニューの提供継続を希望していたことから、同キャンパス内の「Kipsari Väre(キプサリ・ヴァレ)」と「Studio Kipsari(スタジオ・キプサリ)」のメニューをビーガンメニューに切り替えた。
同国では1月、国民栄養評議会とケラ社が提言した大学生の食生活に関する勧告が施行され、学生レストランで植物性飲料とベジタリアンメニューやビーガンメニューの提供を推奨していることから、ビーガン向けの学生レストランの運営が可能になった。