フィンランド大手コンビニエンスストアチェーン「R-Kioski」の無人店舗「R-Kioski Go!」実験店(Viikinkaari 11, Helsinki)が10月12日、ヘルシンキ大学ヴィーッキキャンパスにオープンした。
同コンビニチェーンが新たな一手として繰り出した無人店舗「R-Kioski Go!」は、「より満足度が高い新しいお買い物体験を提供する」として打ち出す。店舗の天井にはAIセンサーを設置し、利用客が棚から商品をカートに入れると、アプリ上のショッピングカートに自動的に追加され、商品を棚に戻すと、商品はショッピングカートから削除される。利用客はレジに行くことなく、キャッシュレス決済ができる。入退店と決済は専用アプリで行う。
「R-Kioski Go!」のテーム・リッサネンCEOは「24時間営業のセルフサービスの店は世界的に普及している。フィンランドではその需要はあるものの、将来、経済的に実現できるのかを探りたい。このキャンパスは、学生とスタッフの両方がこの地域の先駆者であることから、出店場所に選んだ」と話す。
同社では利用客の来店・購買履歴などの情報を取得し、サービス向上に役立てたい考えだ。
リッサネンCEOは「将来、病院やオフィスビルなど多くの人が出入りする大規模な建物内で、R-Kioskiの小型店舗として活躍することが考えられる」と期待を寄せる。
営業時間は、月曜~木曜=7時45分~20時(金曜は18時まで)、土曜=10時~16時。日曜定休。