ヘルシンキ大学ヴィーッキ・キャンパスの図書館(Viikinkaari 11, Helsinki)が10月1日、リニューアルオープンした。
同キャンパスに建つ「インフォメーション・センター・コロナ」の約1年間におよぶ改修工事が完了し、館内のヘルシンキ大学ヴィーッキ・キャンパス図書館とヘルシンキ市立ヴィーッキ図書館の一般公開が再開した。今回の改修により、大学の構内に入ることなく、市立ヴィーッキ図書館に直接アクセスできるエントランスが新設された。同図書館は11月、入退室、貸出・返却を完全機械化したセルフサービスを開始。利用者は市が発行する図書館カード「HelMetカード」で開館時間外でもサービスを利用することができる。
図書館には蔵書を豊富に揃えるほか、ローマ庭園とエジプト庭園、日本庭園があり、異国情緒あふれる自然と触れ合えることが魅力の1つ。レモンやオリーブ、シャクナゲなどの植物が育ち、利用者の憩いの場となっている。
アンキ・モッラリ館長は「今回改修が完了したローマ庭園は同館のオープン以来、ヴィーッキ図書館の一部となっている。当館が改修に入る際、一部の利用者からはローマ庭園が無くなってしまうのではという心配の声が上がったが、取り壊すことはなく、問題点を改善することができた。例えば、臭いが問題となっていた大きなツタは撤去した」と話す。
開館時間は10時~17時。土曜・日曜休館。セルフサービスの利用時間は公式サイトを確認。