
ヒルトンとM&Lグループが7月2日、ヘルシンキの5つ星ホテル「ホテル・マリア」(Mariankatu 23, Helsinki)の買収を完了し、同ホテルを「ウォルドーフ・アストリア・ヘルシンキ」にリブランディングすると発表した。
「ウォルドーフ・アストリア・ホテル&リゾーツ」はヒルトンのラグジュアリーブランドで、世界5大陸に展開。今回、経営再編中だった2023年開業の高級ホテル「ホテル・マリア」を買収し、北欧への初進出を果たす。年内をめどに同ホテルを「ウォルドーフ・アストリア・ヘルシンキ」にリブランドする。
新オーナー体制になる前から、館内のレストラン運営体制にも変更が加えられている。「リルヤ・ダイニング」は、朝食とアフタヌーンティー、プライベートイベントのみに営業形態を変更。ランチとディナーを提供する「リルヤ・テラス」ではメニュー価格を見直し、以前は約149ユーロで提供していた7品のコースメニューを、3品コースで65ユーロに値下げした。加えて、アラカルトメニューを増やし、より多くの地域住民や宿泊客のニーズに応えていくという。