
ヘルシンキ地域交通局(HSL)が運行する「ヘルシンキ・トラム」の新デザイン車両が今秋、一部路線に登場する。
ヘルシンキ・トラムの新たなエリア拡大に伴い、従来の黄緑色を基調に車両の両端に白い部分が加わった新デザインの車両が段階的に運行を始める。ヘルシンキ中心部を走行する快速トラム路線で主に運行する予定で、9月末から10月初旬にかけて、パシラ~カラサタマ~ニヒティ間の13番路線に初登場する。2027年ごろに完成予定のハカニエミ~ラーヤサロ間の路線でも導入予定。
ヘルシンキ中心部の路線では、引き続き現行デザインの車両を運行するが、現行車両の大規模改修時に、コストを考慮して新デザインに変更するかどうかを決定する。一方、現在運行している連結式の古い車両のデザインは変更しない方針だという。ヘルシンキ郊外を運行するヨケリ・ライトレール(15番路線)や現在建設中のバンター・ライトレールでは、ターコイズカラーの現行車両を使う。