フィンランドの大型スーパー「Prisma(プリスマ)」の一部店舗の夏季の営業時間が24時間に延長された。
同チェーンは、一部店舗の営業時間を6月初旬から8月下旬まで24時間営業をすることを発表。近年高まりつつある利用客の深夜需要に応えた。ヘルシンキ市内の対象店舗は、カーリ店、トリプラ店、イタケスクス店、ヘルットニエミ店、マルミ店、ヴィーッキ店の6店舗。
同チェーンでは、2016年にカーリ店で試験的に24時間営業を実施、夜間に買い物をする利用客が多くいたことが明らかになったという。夜間の利用客は、即席食品やファストフード、飲料、モーター関連部品、男性用の衣料品を購入する傾向が見られたが、近年はその傾向は見られなくなっている。
同チェーンマネジャーのアヌ・トゥオマーラさんは「首都圏では24時間365日休むことなく生活が営まれており、食料品の買い物も夜間に行われることが多くなっている。お客さまの生活環境はさまざまで、8時~16時の営業時間内で仕事をする人ばかりではない。店としては、夜間の買い物を可能にし、需要に応えていく」と話す。