
サウナと歌の祭典「ヘルシンキ・サウナビジョン(Helsinki SAUNAVISION)」が5月16日・17日、ヘルシンキのトーロンラハティ公園(Karamzininranta 4, Helsinki)で開催される。
ヘルシンキ・サウナビジョンは、ヘルシンキ市と「Visitsauna.com」「Saunat.fi」が共催。フィンランド国内外でフィンランド発祥のサウナ文化の知名度を高め、5月17日に最終日を迎えるヨーロッパの音楽祭「ユーロビジョン・ソング・コンテスト」決勝ウイークを盛り上げることを目的に開く。
会場となるトーロンラハティ公園には、コンテナサウナやバレルサウナなど12種のサウナを設置したサウナ村が登場する。来場者が心地いい曲を聴きながらサウナを楽しめるのが特長で、DJがユーロビジョンを彩った歴代の名曲や今年のヒット曲をプレーする。サウナの他にサウナウイスクのワークショップも行う。市は1000人以上の来場を見込む。
スウェーデン・ストックホルムを拠点に活動するフィンランド人コメディーバンド「KAJ」が、サウナをテーマにした楽曲「Bara Bada Bastu」を歌唱し、今年のユーロビジョンのスウェーデン代表に選ばれたことから、フィンランドのサウナ文化が世界的に注目を集めている。
同市のブランド&イベント部門の責任者、サンナ・フォルストロムさんは「ヘルシンキは世界一幸せな国の首都であり、サウナが私たちの幸せの源。ヘルシンキ・サウナビジョンは、ヘルシンキを活気づけ、市民や観光客が楽しめるような体験をもたらすだろう」と話す。
サウナは17日の10時~19時に一般開放。水着、タオル、バスローブは現地で貸し出す。入場無料。