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アアルト美術館で「アルテック展」 見えざるデザイナーに焦点

アルテックの製図室にいるデザイナーたち(1975年撮影) © Artek collection/Alvar Aalto Museum

アルテックの製図室にいるデザイナーたち(1975年撮影) © Artek collection/Alvar Aalto Museum

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 フィンランドのインテリアブランド「アルテック」のデザイナーに焦点を当てた展覧会「ビジブリー・インビジブル(Visibly Invisible Artek’s Drawing Office 1936-2004)」が5月23日から、アルバ・アアルト美術館(Alvar Aallon katu 7, Jyväskylä)で開催される。

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 創業から数十年にわたり、同ブランドの製図室(ドローイング・オフィス)にはインテリアデザイナーやテキスタイルデザイナー、応用美術のエキスパートなど、幅広い顔ぶれが在籍。彼らはさまざまな製品をデザインしてきたが、個人としてはほぼ無名のまま。

 同展は、創業90周年を迎えるアルテックの歴史をさかのぼり、同ブランドに携わってきたデザイナーたちの作品を一挙に紹介。同ブランドとフィンランドデザインにとって象徴となる作品を生み出したデザイナーや、あまり世間で知られていないクリエーターにスポットを当てる。

 フィンランド人デザイナーのマイヤ・ヘイキンヘイモさん、ヘレビ・オヤネンさんなど、製図室に在籍した主要デザイナーたちの作品を展示。陶芸家のマリタ・ライベックさん、テキスタイルアーティストのリー・エングルンドさん、インテリアデザイナーのアンティ・ヌルメスニエミさんがデザインした作品も展示する。

 夏季期間の開館時間は10時~18時。月曜休館。入館料は大人18ユーロほか。9月14日まで。

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