フィンランディア・ホール(Mannerheimintie 13e, Helsinki)が1月20日、英ライフスタイル誌「ウオールペーパー」が主催する「デザイン・アワード2025」の建築部門で「ベスト・モダニスト・リバイバル賞」を受賞したと発表した。
同賞は、改修された建築物を対象に、現代の生活様式に合わせてその価値を刷新できたかなどの要素を評価し、高く評価された建築物を選ぶもの。
同誌は今回、約3年にわたる改修工事を終え、1月初めにリニューアルオープンしたフィンランディア・ホールを選出。「館の伝統を守りながら、エネルギー効率やアクセシビリティーを現代の基準に引き上げることに成功した」と評価した。
同館のヨハンナ・トロネンCEOは「今回の受賞は、フィンランディア・ホールの改修が、建物の歴史的価値と現代的な要求を、いかにうまく融合させることに成功したかを示すものであり、国際的に高く評価されたことを示している。フィンランディア・ホールとアルバ・アアルトの知名度や関心の高さに驚かれる方も多いだろう。私たちはこの利点を生かし、ヘルシンキとフィンランドを国際的な観光地として宣伝する役割を果たしたい」とコメントした。