フィンランドの音楽レーベル「We Jazz」「Lifesaver」と老舗レコードショップ「Digelius」が12月19日、ヘルシンキ・バッリラ地区(Päijänteentie 1, Helsinki)にレコードショップを合同でオープンした。
フィンランドの音楽シーンを50年にわたって支えたDigeliusが今春に実店舗を閉店。閉店後、同店を運営していた「We jazz」の本部が、店舗が入居できるほどの広さのテナントに移転したことをきっかけに、合同でレコードショップを開店することが決定した。1999年から2012年まで、フィンランドの音楽シーンで重要な役割を担っていたLifesaverもそれに加わることになった。同店は、3社が合同で出店していることから、店舗名はそれぞれの名称を使うという。
We Jazz代表のマッティ・ニベスさんは「コミュニティーの集合体として、レコードショップを開店できたのは最高の気分。Digeliusの実店舗での経験を生かし、立地やショップのレイアウト、そしてより効果的な運営方法について、新たなショップでその知識を取り入れることができた。多くの人に訪れてもらい、新たな発見をしてほしい。音楽を取り巻く人々との出会いの場としても確立していきたい」とコメントする。
同店は、メインストリーム以外の音楽を中心に、レコードだけでなく、CDや本、DVD、グッズを販売。新譜では実験音楽を多く扱う。今後、ミニライブやDJイベント、トークイベントなどを開催していくという。
営業時間は、木曜・金曜=15時~18時、土曜=12~16時。