ヘルシンキ・カッリオ地区のカイサ文化センター(Kaikukatu 4, Helsinki)が10月1日、ミニシアタープログラム「キノ・カイサ(Kino Caisa)」を始めた。
文化的なイベントを通じて、誰もが社会や組織の一員として平等に属する包括性や多様性を推進する同センター。同プログラムでは、主流の映画では見えづらい人々やストーリー、語り手に焦点を当てた映画を定期上映する。
同センターのイベント・プロデューサー、ヨハンナ・リッサネンさんは「キノ・カイサが上映する映画が、人類と世界に対する新たな視点を提供し、多様性に対する理解が深めることを願う」と話す。
映画イベント通のディエゴ・ジナルテスさんがキュレーターを務める10月は、人種差別や難民、メンタルヘルスなどのテーマを扱った「You Resemble Me」「Costa Brava」「Lebanon」「Bacurau」「Prism」を上映する。広く配給される映画の検査プロセスを経ていないため、18歳未満は観賞できない。
料金は7ユーロ。