フィンランドの蒸溜所「キュロ・ディスティラリー・カンパニー(Kyrö Distillery Company)」が9月5日、ヘルシンキ・バンター空港内の免税エリアにポップアップストア「キュロ・ウイスキー・エクスペリエンス(Kyrö Whisky Experience)」をオープンした。
同蒸溜所は、ライウイスキーを飲みながらサウナに入っていた5人の若者が蒸溜所の開設を思い立ち、2014年に創業。フィンランド産の全粒ライ麦を使った同社製品は世界各国で販売されている。
同店は、ミスト状のウイスキーの香りを通じて、来店客が製品の理解を深めてから購入できるのが特長。こうした体験型の酒販店はフィンランドでは初めてだという。
同社マーケティング・ディレクターのミッコ・コスキネンさんは「フィンランドのアルコール広告に関する法律により、現時点では消費者に十分なサービスを提供することはできないが、購入を決める前に製品を体験してもらう方法を見つけた。特にブランドになじみの薄い外国人観光客の不安を軽減することにつながる」と話す。
12月末まで。