フィンランド最大のセカンドハンド・オンラインストア「エミー(Emmy)」の店舗が3月18日、ヘルシンキの大手デパート「ソコス」(Mannerheimintie 9, Helsinki)の2階・4階にオープンした。
主にブランド服の古着を取り扱い、昨年初めに「ソコス」タンペレ店に実店舗をオープンした「エミー」。「ソコス」ヘルシンキ店の2階に展開する婦人服売り場に婦人服と子ども服を取り扱う店と、4階の紳士服売り場に紳士服を取り扱う店を設けた。
「ソコス」ヘルシンキ店のマネジャー、サンナ・マエンパーさんは「私たちは、お客さまが自分らしいスタイルを見つけ、持続可能な選択をする手助けをしたいと考えている。古着を日常の買い物に近づけることで、サステナブルな選択をこれまで以上に簡単にできるようになる」と話す。
「エミー」のオペレーション・ディレクター、シエンナ・クルックさんは「私たちの協力関係が拡大することで、古着市場が大幅に拡大すると考えている」と話す。
同デパートは昨春から、循環型経済を推進することを目的に「エミー」と協力関係を結び、フィンランド国内の20店舗に「エミー」の販売ボックスを設置。利用者は事前に販売の申し込み手続きをしてから、ボックスに梱包(こんぽう)した品物を入れることで、「エミー」が利用者に代わってオンラインストアなどに出品。出品商品が購入されたら利用者が代金を受け取る取り組みを行っている。
「ソコス」ヘルシンキ店の営業時間は、月曜~金曜=9時~21時、土曜・日曜=10時~18時。