秋恒例の食の祭典「ニシン祭り(The Helsinki Baltic Herring Market)」が今年も、ヘルシンキのマーケット広場(Eteläranta, Helsinki)で開催されている。
同祭は、フィンランド各地から集まった30人近くの漁師や女性たちが、広場や船から直送されたニシンなどの海産物を販売。秋の食材を用いた料理や職人による伝統工芸品も販売する。期間中、市場のそばにあるトリコルッテリート地区のレストランで、バルト海産のニシンや季節の食材を使った特別メニューも提供する。
同祭は毎年10月の第1日曜に始まり、土曜まで開催。フィンランドで最も長い伝統を持つイベントの一つで、その歴史は1743年にまでさかのぼる。同祭はヘルシンキの秋の風物詩の一つとなっており、長きにわたる伝統と現代の食文化が融合する。
開催時間は、日曜~金曜=9時~19時、土曜=7時~15時。10月10日まで。