ヘルシンキの「BioRex Lasipalatsi」(Mannerheimintie 22-24, Helsinki)が2024年冬、映画の一般上映を開始する。
ヘルシンキ中心地のランドマークとして知られる同館のシネマホールは1936年に完成。長年にわたって国内外のプレミア上映を行い、映画祭や、招待客限定のイベントに使用されてきた。同館を管理する「Konstsamfundet」が所有する「Rex Events」と映画館チェーン「BioRex Cinemas」が提携し、一般上映する通常の映画館として2024年冬にオープンすることになった。オープンまでに、同館の上映設備に変更を加える工事を行う。
「Rex Events」のヘンリック・ヨハンソン社長は「映画の技術は過去数十年の間に大きく進化し、その結果、技術的な改善が必要とされている。今回の工事で、映像と音響、そして座席の座り心地が大幅に改善されることだろう。当館の歴史と伝統は、工事の全段階で尊重される」と話す。