「GDS-Index(Global Destination Sustainability Index)」が毎年発表している指標「世界で最も持続可能な観光地」で、フィンランドのヘルシンキが4位に選ばれた。
同ランキングは、観光地の持続可能性を4つのカテゴリーに分け、70の指標を用いて測定。観光・イベントの視点から都市のサステナビリティー度を示すことができる世界唯一の指標として知られる。ヘルシンキは今年、昨年から8つ順位を上げて4位に選出。「都市レベルでとても良い環境パフォーマンスができており、観光地としてのマネジメントも向上している」と評価された。
同市は2025年までに、同ランキングの首位になることを目指している。「世界で最も持続可能な観光地」を目指した都市戦略を推進し、持続可能な観光に向けて歩む観光事業を支援。国内外問わず、他の観光地と緊密に協力したいと考えている。
ニーナ・ベステリネン同市観光局長は「ヘルシンキの観光開発における重要な目標の一つは、持続可能な観光地として世界のリーダーになること。昨年より8つもランキングの順位が上昇したことは、私たちが正しいことを行っている証し。世界で最も持続可能な観光地になるという目標は手の届くところにある。私たちは全てのステークホルダー、特に持続可能性をけん引している企業に感謝したい」と話す。
スウェーデンのイエーテボリが昨年に続き、同ランキングで1位を獲得。上位10都市のうち7都市を北欧諸国が占める結果となった。