タンペレの「ムーミン美術館」(Yliopistonkatu 55, Tampere)が8月17日、旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」の「トラベラーズチョイスアワード2023」を受賞した。
世界的に愛されているキャラクター「ムーミン」に特化した、世界唯一の美術館として知られる同館。同賞は、旅行者から一貫して高評価の口コミを獲得し、かつ同サイトに掲載されている施設の上位10%に入った宿泊施設、観光スポット、レストランをたたえ、授与するもの。
セルマ・グリーン館長は「原作者のトーベ・ヤンソンによるムーミンの原画や、パートナーのトゥーリッキ・ピエティラによる立体作品、そしてムーミン美術館の神秘的な雰囲気がユニークな体験を生み出している。私たちは、ムーミンの冒険に加え、さまざまなガイドツアーやワークショップを通じて、ヤンソンの人生とキャリアを紹介する」と話す。
同館は、1986年にトーベ・ヤンソンとトゥーリッキ・ピエティラから寄贈されたアート・コレクションに基づいており、女性アーティストに特化した数少ない美術館の一つ。年間8万人~10万人が訪れ、コロナ禍後は海外からの観光客も戻りつつある。
開館時間は9時~17時(土曜・日曜は10時~、木曜は19時まで)。月曜休館。入館料は、大人=14.50ユーロ、子ども=7ユーロ。