不動産会社「Ylva」が今夏、ハカニエミ地区の「リュウラ(Lyyra)」(Toinen Linja 7, Helsinki)に地区初の屋上テラスとレストラン「Bistro O Mat」をオープンする。
フィンランド人夫妻のパイビ&マルコ・パロバーラさんが経営する同店は、タピオラとキルッコヌンミに展開している人気店で、ヘルシンキ初出店となる。食材にこだわった北欧料理やフランス料理を提供し、リラックスした雰囲気を演出。オフィスビル最上階の屋上テラスでは、トーロ湾やヘルシンキ中心部、海まで一望できるという。店内の席数は150席。
パイビさんは「私たちは長い間、ヘルシンキで適切な店舗スペースを探していた。リュウラは美しい建物で、レストランスペースの明るさと素晴らしいテラスは、すぐに私たちの家のように感じられた」と話す。
マイヤ・リューナネン同社賃貸部門マネジャーは「誰でも利用できる屋上テラスとレストランは、ハカニエミのサービスの幅を大きく広げるもの。この地域は活気に満ちている。ハカニエミ・マーケットホールは長い改装を終えて再オープンし、ハカニエミとカッリオ地区の文化は人々を魅了している。全てが計画通りに進めば、オープンは8月~9月を予定している。テラスにはバーがあり、夜はライブ演奏も予定している」と話す。
ハカニエミ地下鉄駅に隣接する再開発区域「リュウラ」には2月、オフィスビルが完成。フィンランド初上陸となるノルウェーのホテルブランド「Citybox」や、アパート棟を含むエリア全体の工事は2024年初頭に完了する見込み。