フィンランド大手菓子メーカーのファッツェル社が今春、リニューアルした「ゲイシャ(Geisha)」の販売を始める。
日本と縁が深く、同社ブランドで最も海外で流通されている製品である「ゲイシャ(Geisha)」。同社は、2024年末までに全ての菓子製品からパーム油を排除する取り組みの一環で、同商品のフィリングに使われていたパーム油をココアバターに変更した。ソフトな風味と食感を損なうことなく、レシピを刷新することに成功したという。
同社コミュニケーション・ディレクターのリーサ・エエロラさんは「私たちは消費者の要望に耳を傾け、それに応えている。私たちは既に2021年秋から、パーム油を他の原料に置き換えた製品を作り始めている。レシピの変更はデリケートな問題であり、消費者が慣れ親しんだ味覚体験を維持することが最も重要。ゲイシャはその柔らかな風味と食感から、何十年にもわたって愛されてきた。レシピが新しくなっても、その風味は変わらない。リニューアルしたゲイシャには、サクサクとした食感や、ミルクチョコレートとヘーゼルナッツヌガーの親しみやすい味わいが残っている」と話す。