フィンエアーは4月30日、ヘルシンキ~タンペレ間とヘルシンキ~トゥルク間の国内線の運航を終了する。
同社は経済的・環境的配慮の観点から、国内線の中でも短距離だった2路線の廃止を決定した。ヘルシンキ空港からトゥルク空港またはタンペレ空港までの予定飛行時間は35分で、実際の飛行時間は約25分だった。
同社ネットワークマネジメント部門のペルットゥ・ヨルマ副部長は「トゥルクとタンペレへのフライトは大変短く、乗客数も少なく35%程度にとどまる。これらの区間は、私たちが運航する他の短距離路線と比べて、1人当たりの二酸化炭素排出量が多くなっている。ヘルシンキ空港とこれらの都市を結ぶには、道路や鉄道による輸送がより持続可能な選択肢となる。今回の決定は、両路線を利用いただいたお客さまを失望させるものであり、迷惑をかけることを理解しているが、私たちは経済と環境の両方を考慮しなければならない」と話す。
同社は5月1日~7日、ヘルシンキ空港からトゥルク空港またはタンペレ空港まで往復バスを運行する。8日以降は、トゥルク空港またはタンペレ空港前に停車せず、市内中心部のバスターミナル行きのバスを運行する。