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セガ、フィンランドのゲーム企業「Rovio Entertainment」を買収へ

「Rovio Entertainment」本社の外観

「Rovio Entertainment」本社の外観

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 大手ゲームメーカー「セガ」の英国完全子会社「SEGA Europe Limited」が4月17日、フィンランドのモバイルゲーム企業「Rovio Entertainment Oyj」(以下Rovio社)を買収すると発表した。買収総額は7億600万ユーロ(1,036億円)。

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 セガは、急速に成長するグローバルゲーム市場において同社の存在感を高めるために「継続的なゲーム開発体制と運営力の強化が必要不可欠」と判断し、Rovio社の買収を決めた。Rovio社は2003年、フィンランド・エスポーで創業。グローバルブランド「アングリーバード」で広く知られ、モバイルゲームの企画、開発、パブリッシングを展開。同社が提供するモバイルゲームは、累計50億ダウンロードを記録する。

 セガの里見治紀CEOは「世界中の人々に愛されている『アングリーバード』を保有し、業界トップクラスのモバイルゲーム開発力・運営力を支えている多くの優秀な従業員の方々が活躍するRovio社との間で、このような発表をすることができたことをうれしく思う。セガは長い歴史の中で、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』シリーズをはじめとする数多くのゲームタイトルをあらゆるプラットホーム向けに展開してきた。今後、両社のブランド、キャラクターやファンベースに加えて、おのおのの企業文化や機能が組み合わさることで大きなシナジーが発揮されると確信している」とコメント。

 Rovio社のアレクサンドル・ペルティエ・ノーマンドCEOは「私たちのミッションは『Craft Joy』であり、私たちの専門知識とツールを使ってプレーヤーにさらなる喜びをもたらし、Rovio社とセガのIPを強化・拡大するというアイデアに興奮している。レッドとソニック・ザ・ヘッジホッグという、世界的に有名で象徴的な2つのキャラクターは、モバイル、PC・コンソール、そしてその先に広がる世界的なリーチを持つ、驚くほど相性の良い2つの会社によって作られている。Rovio社とセガの強みを組み合わせることで、非常にエキサイティングな未来が待っている」と期待を込める。

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