ヘルシンキ市が今夏、15~29歳の若者を対象にした起業支援プログラムを展開する。
同市は毎年、起業に興味のあるヘルシンキ在住の若者を対象に、起業に向けた学びの機会を提供し、できるだけ簡単かつ安全に起業に導く目的で同プログラムを実施している。
プログラムは、平日の夕方に行われる3回のビジネストレーニングをはじめ、参加者それぞれが掲げるビジネスアイデアに関するテーマ別トレーニング、3回のメンターグループミーティングで構成。専属のメンターが8月中旬まで、参加者をサポートする。トレーニングを修了した参加者は、300ユーロの補助金を受給できる。
同プログラムを運営する「4H Business Lab」のヨニ・ニッシラ開発マネジャーは「若者は、趣味や仕事の経験で得た、収益性の高いビジネスに転換できるスキルを豊富に持っている。このプログラムは起業に向けた初歩的なトレーニング体験を提供し、将来、より大規模な起業活動を行うための敷居を低くすることができる」と話す。