ヘルシンキ市が3月下旬、「ファッツェル・カフェ」本店前に設置されている「ファッツェルのオンドリ」を一時撤去した。
フィンランド人彫刻家のビヨルン・ヴェックストロムさんの作品で、ヘルシンキ中心地のクルーヴィ通りに設置されていた「ファッツェルのオンドリ」。「ファッツェル社の象徴」である同像は、転倒のリスクがあったため、土台を補修することになった。ヘルシンキ美術館(HAM)のコレクションの一部で、補修作業は同館が行う。
エネルギー会社のヘレン社が今後、クルーヴィ通りなどの大通りで地域暖房の掘削工事を行う。同像は工事が完了する今秋、再び元の場所に設置される。
同像は1991年、ファッツェル社創業100周年を記念してヘルシンキ市に寄贈された彫刻作品。