フィンランド内務省が現在行っている調査で、ヘルシンキ首都圏に設置されたシェルターの収容人数が首都圏の人口より多いことが明らかになった。
フィンランドでは、一定以上の床面積の建物を建てる場合にはシェルターを建設することが法律で義務付けられている。同省が行っている調査で、シェルターの収容人数が最も多い都市はヘルシンキで、収容人数は人口比で34%多いことが明らかになった。次に収容人数が多い都市はヴァンターとケラヴァで、収容人数は人口比で13%多かった。ピルカンマーと西ウーシマーでは、シェルターの収容人数は住民の総数とほぼ同じだった。
同省プロジェクトマネジャーのアイラ・パシさんは「フィンランドには、人口に対して十分な数のシェルターがある。シェルターは大都市に集中しており、そこでは多くの人々はより近くに住み、建設される建物も大きい。従って、シェルターを建設する法的義務は、これらの都市で発生する可能性が高い」と話す。
同調査の最終報告書は8月に完成する予定。