フィンランド最大規模の現代音楽イベント「Musica nova Helsinki」が3月1日~12日、ヘルシンキとエスポーのコンサートホールで開催される。
イベントのアートディレクターはソプラノ歌手のトゥーリ・リンデベリさんが務め、今年のテーマ「感情と感覚」に合わせて、各コンサートとパフォーマンスを構成する。初日の1日には、「ヨーロッパで最も重要な現代音楽アンサンブルの一つ」とされる、オーストリアのクラングフォルム・ウィーンがコンサートを行う。イギリス人ソプラノ歌手のジュリエット・フレーザーさんや、ドイツ人作曲家のアレクサンダー・シューベルトさん、日本人音楽家の足立智美さんなど、世界で活躍するアーティストが出演する予定。
リンデベリさんは「作曲家の出発点と演奏家の解釈、そして聴衆の経験。それぞれが異なる体験をしている点に魅力を感じる。音楽は視覚的で身体的な記憶や感情的な反応を呼び起こすことができ、多感覚的なもの。私は2023年のMusica nova Helsinkiで、芸術と人類、個人の視点と経験、感情と感覚のバランス、これらの奇跡を現代音楽の観点で感じたい」とコメントする。
チケットの詳細は公式サイトで確認できる。