アメリカンレストラン「ハードロックカフェ・ヘルシンキ」(Aleksanterinkatu 21, Helsinki)が1月3日、閉店した。現在、同店の新しい出店場所をヘルシンキ市内で探している。
フィンランドで唯一出店していた同店は2012年、ヘルシンキ中心地のアレクサンテリン通りにオープン。ロックな雰囲気の中でアメリカ料理を提供する人気店だったが、ここ数年は、2020年に62万ユーロ(約8,700万円)、2021年に7万5,000ユーロ(約1,000万円)の損失を計上していた。アレクサンテリン通りでの家賃は、毎月3万5,000ユーロ(約490万円)を超えていたという。同レストランはパンデミック時に、フィンランド政府から約39万ユーロ(約5,500万円)の補助金を受給していた。
同レストランに併設されていたロックショップは、現在も営業を続けている。ハードロックカフェは世界50カ国以上に展開し、日本では4店舗を出店している。