ヘルシンキ市は8月、アルヴァ・アアルトが設計したオフィスビル「サハコタロ(Sähkötalo)」を売却する方針を固めた。
今回の売却の対象となるのは、同市が100%出資する不動産会社「Helsingin Sähkötalo」の株式と同ビル、土地が含まれる。同物件はリース方式で販売される予定だ。
同市都市環境課のヴィッレ・レフムスコスキ課長は「ヘルシンキ市が提供する独自のサービスにとって必要のない建物や所有する戦略的理由のない建物を処分することを施設管理の戦略としている。今回の売却の狙いは、同ビルが持つ価値ある資産をさらに開発してくれるオーナーを見つけること」と話す。
同ビルは1973年完成。同市の電力会社ヘレン社の本社として建設された。