スウェーデン文化財団が主催するアートイベント「Konstrundan(コンストルンダン)」が9月3日・4日の2日間、フィンランド各地で開催された。
同イベントは2008年、同財団が設立100周年を記念するプログラムの一環で初めて開催。以来、毎年9月第1週の週末に開いている。アーティストが無料でアトリエを開放し、来場者は作品を見学、制作体験ができるほか、作品を購入することもできる。子どもから大人まで幅広い世代の市民が、普段出会うことがないアーティストと出会い、交流する機会となる。小学生が対象の「アート・フライデー」では、ベリーやコーヒー、レモン、重曹を使い、絵を描くアクティビティーを行った。
参加アーティストの多くは、沿岸部の多言語地域やスウェーデン語が公用語のオーランド諸島に在住。アトリエはタンペレ、ヘムエンリンナ、ミッケリ、ラップランドなどフィンランド各地に点在する。昨年は500人近いアーティストが来場者に作品を披露した。