ヘルシンキ市が来年、ハヴィス・アマンダ像の修復作業に取りかかることが分かった。
同像は1908年、ヘルシンキ中心地のマーケット広場そばに建てられ、ヘルシンキの街の象徴となっている。同市は修復を進めるとともに、人々が像によじ上らないよう噴水と像を保護する対策も練るという。毎年5月1日のメーデーや祝賀行事が行われる日には、若者たちが像によじ上り祝うのが風習となっていた。フィンランドがアイスホッケー世界選手権で優勝した5月には、像が立つ噴水の周りにフェンスが張られたが、同市は後日、像の破損状況を確認する事態となった。
老朽化が進んだ同像の修復には、十分な分析と多額の費用を要すると見られる。設計作業は早ければ今冬に始まり、改修工事は来春から始まる予定。同像は工事期間中、屋内に保管される。