ヘルシンキの海の玄関口の一つである「オリンピア・ターミナル」(Olympiaranta 1, Helsinki)が今夏、70周年を迎えた。
スウェーデン・ストックホルム行きの定期旅客船が発着する同ターミナル。70周年を迎えるに当たり、春からロビーはパビリオンの雰囲気を重んじた大規模な改装工事が行われた。現在、旅客コンコースと駐車場の改装工事が進められており、外観と快適性の向上に加え、安全性やエネルギー効率化の改善を図っている。
同ターミナルは、フィンランド人建築家のリスト=ヴェイッコ・ルーッコネンとアールネ・ヒュトネンが設計し、1950年代初頭のヘルシンキ・オリンピック開催を記念して建てられた。ターミナル内にはレストランとキオスクを併設し、多くの市民たちに親しまれている街のランドマークになっている。